時短仕事術

【若い先生はミスしがち?!】始業式におさえたいポイントは2つ!

時短仕事術

学級開きってどんなことをしたらいいですか。

初めて担任を持つ先生に聞かれた質問です。

始業式の日は、とりあえず時間がないよ!

そうなんです。始業式の日は、やることがいっぱい。
ゆっくり学級開きなんてできないのが現実です。

私が始業式の日に大切にしていることは、
「笑顔で出会う」
「ミスをしない」の2つだけ
です。

「えっ、こんなこと??」
「簡単すぎない??」
と思うかもしれませんが、この2つをやり切るのが難しいぐらい、初日は慌ただしいです。
たくさんやろうと欲張ってもできません
これだけを大切にして、初日を迎えます。

始業式のタイムスケジュール

1日目はあっという間に終わります
11時半下校として、登校してからの約3時間のスケジュールです。

     【始業式の1日】
①児童登校
②始業式 担任・クラス発表
③クラス分け(登校時にクラスがわかる学校もある)
④教室へ移動
⑤担任紹介
⑥教科書・プリント配付
⑦児童下校
⑧欠席児童・不登校児童の対応
思い描いていた子どもとの出会いは慌ただしく過ぎます。それが現実です。

ミスをしたら、後が大変!!

ミスというのは、配付物の配り忘れや間違いです。

えっ、そんな簡単なこと?

ミスなんかする??

これが意外に気が抜けないんです。
教科書は税金で無償配布なので、配ったつもりが配れてない…となったら大変です。
配る前に数を数えて、全員に配れたか必ず確認します。

確認しても、

先生の話を聞いていな子、

理解できてない子が

必ずいます!

始業式の日に配るプリントは、量が多かったり保護者に記入してもらう大事な書類だったりします。

手紙が1枚足りないみたいなんですが。

保護者からこんなことを言われたら、
「えっ、その1枚ってどのプリント?」
と慌てて対応することになります。
「この先生大丈夫かな?」
と初日にマイナスのイメージを持たれてしまうのも辛いところです。

ベテランの先生は抜け目なく、こういうところを丁寧に押さえていますが、経験年数が少ない先生はミスしやすいポイントです。
特に低学年は、「配る→連絡帳にしまう」の作業が大変です。

配付物に気を取られて、
「保護者が連絡帳に書いてあったのに気づかなかった。」
「返事が書けなかった。」
とならないように気をつけないといけません。
連絡帳をちゃんと見せにくる子どもばかりではないので、ご注意を。

子どもを安心させる

クラスには、敏感で繊細な子どもが何人か必ずいます。
他の子が怒られているのに、自分が怒られてしまっているように感じる子。
環境の変化に弱い子。

いろいろな子どもがいる中で、
「担任の先生、こんな先生だったよ!」
と子どもが元気にお家の人に伝えられるように、安心した気持ちになれるように心がけています。

・笑顔で話すこと。
・「先生は〇〇が好きです。いっしょに遊ぼうね。」と自分のことを伝えること。

初日は先生も緊張しているので、顔がこわばってしまうことがあります。
バタバタしてるからって、怖い顔で配付物を配らないようにしてくださいね。
初日は、予想外のことが起こるなどベテランの先生でも余裕がなくなるものなので。

学級開きにおすすめの絵本

毎年、私はどの学年でも読み聞かせをする本があります。
いじめについての本です。
実際にあったお話で、私は何度読んでも声が震えてしまいます。

わたしのいもうと 松谷みよ子

いじめている子にとっては些細なことであっても、こんなにも深く人を傷つけてしまうことを子どもたちに知ってほしいです。

担任になれば、いじめている子・いじめられている子・周りの子、どの子も自分のクラスの大切な子どもになります。
私は学級経営で自分が大切にしたいことを、学級開きの早い段階で少しずつ伝えていくようにしています。

あれもこれもしようとは思わず、自分が大切にしたいことを絞って、落ち着いて初日を迎えてください。子どもたちとよい出会いを。

忙しい日々がスタートです!
私が一番最速だと思う宿題チェックの方法です。
誰が提出したか名簿でチェックしてたら、時間がかかりすぎますよ!

管理人
元小学校教員
はるる

2024年3月に小学校教員を退職。教師の仕事は大好きだったけど、長い人生、他のことにも挑戦してみたい。のんびり第二の人生を楽しみます。

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