個人面談、どきどきしませんか?
保護者に「何か言われるかも…」と思ったり、正直苦手な保護者がいたり。
私は20年近く教師をしてましたが、懇談前はいつも緊張してました。
今回は、スムーズに面談を進める方法や最悪のパターンにならない対処法を紹介!
私は保護者として毎年子どもの面談にも行っているので、保護者の立場と教師の立場の両方から書きました。
個人面談は1対1で話すので、保護者とぐっと距離が縮まるチャンスでもあります。
そう言っても気が重い個人面談。
個人面談を無事に終わらせて、すっきりした気持ちで長期休暇に入りましょう!
保護者はどんな担任か知りたい!
ほとんどの保護者は、担任と普段話す機会がありません。
学習参観で担任のことは見ているけど、
「実際はどんな先生なのかな」
と不安な気持ちを抱えて面談にきている方もいます。
その不安な気持ちを、
「担任の先生と話して安心した!」
と少しでも思ってもらえたらいいですよね!
保護者が知りたい3つのこと
多くの保護者が知りたいのは、
・学力(発達面)
・友達関係
・先生が自分の子をどう思っているか
の3つ。
そのことを意識して面談に臨むだけで、ずいぶん違いますよ!
この3つに対して、心配している比重は保護者によってそれぞれですが、少しでも保護者の不安が減るような面談の進め方を考えてみましょう!
意外な一面を知れるとうれしい
ほとんどの子どもは、家と学校での姿が全く違うもの!
親としては、自分の子が学校でどんな様子なのか知りたいです。
自分の知らない我が子の一面を先生から聞けると、
「先生と話せてよかった」
と思うでけでなく、
「先生は子どものことよく見てくれている」
と信頼感が増します。
逆に、先生と話して何も新しい情報がないと、
「わざわざ行ったのに、面談って意味ある?」
と思う保護者も。
そういう愚痴をよくママ友から聞きます(苦笑)
・具体的なエピソードを2〜3個準備!
・休み時間にどんな過ごし方をしているか、誰と遊んでるかチェック。
自分の子がどう思われているかが気になる
「自分の子のことを知りたい」と思う気持ちと同じぐらい(それ以上に)に、「先生が自分の子どものことをどう思っているのか」を保護者は気になっています。
短い面談の会話の中で、保護者は自分の子を先生が好感的に見ているのかどうかを敏感に感じ取っています。
だからといって、良いことばかり伝えるわけにもいきません!
言いにくいことも伝えないといけないのが教師の仕事です。
言いにくいからといって伝えないでいると、
「なんであの時言ってくれなかったの!」
と保護者に思われてしまう事態にもなりかねません。
問題行動をスムーズに伝える方法
そうならないために、伝える時のポイントです!
【子どもの問題行動の伝え方】
◯良くない伝え方
「〇〇ができてなくて」
批判的に(教師はそんなつもりではなくても)
できてない事実だけを伝える。
◯伝え方の改善ポイント!
「〇〇に困っているみたいで、こういう声かけをしています」
・①から④の順番で伝える。
①困っている場面・行動
②手立て、声かけ(先生からの働きかけ)
③改善されたこととされていないこと
(子どものがんばり)
④心配していること
(非難しているのではなく)
◯さらに保護者が受け止めやすくする伝え方
・①を話す前に
「〇〇さん、こんなところがすごいんですよ!!」
とうれしそうに(本心で)伝える。
だめな話(保護者にとってはショックな話)の後に、いいことを話しても頭に入ってきません。
「こんないいところがあるけど、こんなところに困っているみたいで…」
の方が、保護者も冷静に聞くことができます。
できないことだけを伝えるのではなく、それに対しての支援や指導をしていること、心配していることが保護者に伝わると、
「先生はそんなふうに考えてくれているんだ」
と先生への信頼が増します。
たとえ問題行動が多くても、
「先生は自分の子どもに好感を持ってくれている、大切に考えてくれている」
ということが伝われば、良好な関係を保護者と築きやすくなりますよ。
最悪なパターンの予防策
個人面談でよく起きがちな良くないパターンの対処法を紹介します!
これを知っているだけで、落ち着いて対処できるはず?!
時間通り面談が進まない(裏技も)
話の長い保護者いたり、遅れてくる保護者がいたり、話が盛り上がってしまったり…面談を時間通りに進めることは難しいですよね。
保護者をなるべく待たせないで、すすめたい!
そこで私が実践していた方法を紹介します!
【時間通りに面談を進める方法】
①面談で1番に聞くこと!
「何か困ってることや気になることはありますか」
「1学期、お子さんの様子はどうでしたか」
面談の終わりかけで
「実は〇〇が気になっていて…」
と保護者が話し始めると、時間オーバー確定!
先手必勝、保護者の話したいことを先に聞いておく。
②面談の終わりの言葉を決めておく!
「では、楽しい夏休みを過ごしてください」
「2学期もよろしくまたよろしくお願いします」
これで面談は終わりですよ!の台詞を決めておくと、ほとんどの保護者は察してくれます。
これでだいたい8割は、時間通りに進むはずです!
でも、そうならない保護者いますよね…。
話の長くなると予想できる親は長めに時間を取るか、面談の最後の枠にもってくるようにしていると思いますが、参考までに面談当日の対処法も!
【どうしても話が終わらない時の対処法】
①「すいません、次の方が待たれていて」
話の途中でこれを言うのはかなり勇気が必要。
②ひたすら耐える。
③【裏ワザ】
「◯時になっても面談終わってなかったら、放送で(内線でも)私のこと呼び出してください。」
と事前に同僚にお願いしておく。
「すみません、電話がかかっているみたいでこの辺で…」
と言って面談を強制終了。
どれか参考になる対処法はありましたか??
保護者の質問に答えられない時
これは若い先生だけでなく、ベテランになってもあります。
この時大切なのは、いい加減に答えないこと!
答えの内容より、どう対応するかの方が印象に残ることもあります。
わからないことは恥ずかしいことではないので、真摯に対応しましょう!
【答えられない時の対処法】
◯調べたらわかること。
「今はわからないので、調べて後日連絡帳でお知らせしてもいいですか。」
◯自分の判断では答えられないこと
「主任(校長・教頭)と相談して、後日連絡させていただきますね。」
◯もっとこうしてほしいと要求があった時
(無理難題でなければ)
「◯学期はそのことも気をかけて見ていきますね。」
保護者と敵対しないために
保護者には大切なかけがえのない我が子。
先生には毎日膨大なエネルギーを使って向き合ってる子どもたち。
笑顔で!
子どものことを愛おしそうに話す!
そうするだけで、先生たちの日々の労力が、いい形で伝わると思います。
しかしこの逆だと、どうなるでしょう。
笑顔なし!
迷惑をかけられていると言わんばかりの態度で話す!
すべての保護者といい関係が築けるわけではありませんが、少しでも先生たちの日々の奮闘がよい印象として伝われることを願っています!
個人面談を乗り越えて、楽しい長期休暇を!
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