仕事が終わらずにクタクタになっていませんか。
毎日定時退勤している先生は、担任を持っていない人か割り切っている人で、自分には到底無理なことだと思っていませんか。
私は担任を持って学年主任をして、研究部長や庶務部長などもしていましたが、ほぼ定時退勤することができていました。
研究授業も毎年手を挙げてやっていました(自分でやるのが一番勉強になるので可能な限りやらせてもらいました!)
そんな私が定時退勤するために実践していたことを紹介します。
子育てと仕事を両立するために、必死になって考えて行き着いた働き方です。
少しでも参考になったら嬉しいです!
段取りが命
何でも早め早めにするのは、急な子どもの病気で休む可能性があるからです。
子育てと両立するためには、段取り良くするしか方法がありません。
何でも一番に提出する
学年だより、所見、成績、アンケートなど、何でも早めに提出していました。
一ヶ月先に仕上げないといけないことを常に考えていました。
そうすると、一番に提出することを狙っていなくても自然と一番になっていました。
例えば学年だよりなら、その月の中旬になったら書き始めて、8〜9割を完成させておきます。
直前にならないと書けない所もあるので、そういう所だけ直前に追記して完成させます。
だいたい他の学年の先生が書き始めるタイミングで、完成していました。
学年だよりなんてすぐできるから
わざわざ早くしなくても。
学年だよりは、毎月出すものと決まっています。
そういうルーティンを先に終わらせておくだけで、ずいぶん心持ちが変わります。
「急に子どもが熱が出たけど、学年だよりがまだできていない…。」
「もう今月も終わりなのに、学年だよりができていない。」
とあわてることがなくなります。
また配付されてその時すぐにできるものは、即提出します。
できることは前倒し!
今できることは今する!
そうすると仕事が滞らないようになって、結果仕事が速くなります。
完璧を目指さない
仕事が遅い人のパターンとして、完璧主義な人、真面目すぎる人がいます。
私は、8割ぐらいできたら提出します。
そうじゃないと教師という仕事は回らないからです。
教師の仕事量は勤務時間内で終わるものではありません。
完璧を目指して仕事に向き合っていたらいつまで経っても仕事が終わりません。
長時間働くと、仕事の効率は下がってしまい、さらに悪循環へと陥りがちです。
私の場合は、家庭にもしわ寄せがきて、自分の子どもにもストレスを与えてしまいます。
そうなってしまうのが火を見るより明らかなので、8割の完成度で良しとしています。
5つの落としてはいけない仕事
仕事は完璧を目指しませんが、注意深く丁寧にやらないといけない仕事があります。
配布ミス・お金関係・子どものケガ・物が壊れる・子どもの人間関係のトラブルです。
これらは事前に防げることは対策をする、問題が起これば初期の段階で対応するのが鉄則です。
ミスが起きると信用がなくなる
配付物は、必ず私は自分の一番目に着く場所に置いて、朝一番に配るようにしています。
配付物の忘れなんてよくあることですが、それがあると放課後電話が保護者からかかってきて対応が増えたり、場合によっては信用をなくしたりすることがあります。
子どものトラブルは命取りに
誰かのものが壊れたり、なくなったりすることは学校では日常的にあることですが、いじめが潜んでいないか、大きなトラブルの元にならないかなど、最悪のケースを考えて対応します。
たくさんのことに気を配って、その中で授業や行事をします。
疲れますよね。
体や心を壊さないようにするためにも、なるべく早く帰って休息してください。
保護者対応が鍵
残業になってしまう大きな原因の一つとして、保護者対応があります。
これは教師一人が頑張ったところで、解決できる話ではありません。
できる対策としては、子どもがなるべくモヤモヤを家に持って帰らないようにすることぐらいかもしれません。
「あの子すっきりしていない顔をしているな」
「まだ根にもってそうだな」
そう思ったら、時間を使って子どもの話に耳を傾けるようにしています。
忙しい中、個別に話を聞く時間を捻出するのは正直難しいです。
しかし子どもがモヤモヤした気持ちで家に帰ると、小さな話がどんどん大きくなっていくことがあります。
「その日に合ったことは、その日に解決する」が鉄則ですが、それが簡単にできるなら、教師の仕事は難しくありません。
教師のなり手がこんなに減ることもないでしょう。
必要と感じたら、保護者に電話します。
「今日実は〇〇があって…。」
「もしかしたら悩んでいるかもしれないので家で様子を見ていただけますか。」
先生が心配してくれてる、気にかけてくれているということが伝わると、それだけで安心する保護者もいます。
保護者対応は教頭先生に任せる
無責任に聞こえるかもしれませんが、自分でできるところは自分でして、無理なところは校長先生や教頭先生にお願いします。
自分の子どものお迎えがあるので、対応できない遅い時間は教頭先生にお願いすることがありました。
「定時過ぎたら働くことができません!」
「勤務時間外です!」
と強く主張したわけではありません。
(教師あるあるで、権利主張が強い方もいますが…。)
勤務時間内で自分のベストは必ず尽くすように努力しています。
その上で対応できないことは周りの人に助けてもらってきました。
感謝の気持ちを表す
非力な自分は、周りの人に助けてもらわないと働くことができないことを自分自身が一番良くわかっていました。
助けてもらったら感謝の気持ちを必ず伝えるようにしています。
放課後の時間をあてにしない
普通は、「放課後からが自分の時間!」と考えますよね。
そうあってほしいのですが、会議や研修、保護者対応で潰れることが多くありませんか。
勤務時間内に、どうして教材研究する時間がないのだろう。
授業が一番大事なはずなのに…。
私はそのことにすごくもやもやしていました。
そこで、逆転の発想で
「放課後の時間をあてにしない!」
と考えることにしました。
放課後の時間を自由に使えないなら、放課後までに仕事を終わらそうと思考を変えることにしたのです。
自分でコントロールできる時間とできない時間
定時で退勤するために、一日の時間を2つに分けて考えると時間の使い方がうまくいくようになりました。
放課後は自分でコントロールできない時間
そう考えると、行動が大きく変わりました!
たまに放課後に自分の仕事がゆっくりできると
「今日はラッキー!」
と得した気分になりますよ。
子どもがいる時間が勝負
「放課後に丸付けしよう」
「放課後にノートを点検しよう」
という発想がなくなります!
45分フルで授業をしない
ノートを見るのも、テストの丸付けも授業中にできるように授業を組み立てます。
残業代ができない、文科省は働き方改革をしてほしいと思っているのですから、そうするしかありません。
宿題のやり直しの時間も授業中に取るようにしています。
もちろん1日の中で、45分フルでする授業もあります。
45分フルでする授業と、最後の10分でやり直しやノートを見る時間を取る授業と、メリハリをつけました。
子どもは授業の時間に宿題を直しが終わって休み時間たくさん遊べるし、ノートはすぐ返却するので机の上にノートが長時間たまることはありません。
先生にとっても子どもにとってもストレスが少ない方法です!
ノートもコメントをつけるときとスタンプだけのとき、ノート回収をしないときとメリハリをつけます。
放課後に仕事を残さないように、できることは子どもがいる時間に済ませるように1日を組み立ていました。
宿題チェックの時短技はこちらの記事に詳しく書いていますので、ぜひ読んでください。
紹介している時短技を使えば、半分の時間で終わらすことができますよ!
定時で退勤するために
今回の記事の内容をまとめました。
いかがでしょうか。
定時で帰る1日のイメージが持てましたか。
教師の仕事はパワーがいるので、先生方がちゃんと休息を取って子どもたちと向き合える職場になってほしいと切に願います。
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ぜひ、日頃の疲れを癒やしに!
カップル、友達、子連れの方におすすめです。
もし先生の仕事が辞めたくなったら、こちらの記事に円満に辞めるための方法を詳しく書いているので参考にしてみてください。2024年、最新版です!